組織人事コンサルティング
組織・人事戦略 パッケージ導入のリスク
組織人事戦略の重要性は認識しているものの、「どこから手を付ければ良いかわからない」という企業は多く、なんとなくセミナーを受講し、はやりの仕組みを導入してうまく機能しないケースが散見されます。企業も個性があり、パッケージの仕組み導入では機能しない面が出てくるため、「企業の実態把握」とそれを背景とした「優先順位」「仕組みづくり」が重要となります。
サービス概要
HMCでは、【組織・人事調査レポート】をまず実施し、組織・人事上の問題点を俯瞰した上で、優先順位を経営層に提案するサービスを行うことで、「なんとなくパッケージ商品を導入」することによる機能不全を防ぐ仕組み提供をしています。
コンサルティングフロー
①組織・人事調査レポート作成 (現状把握)
| 【持続力】 | ・人員構成 ・年齢構成 ・離職率 ・幹部育成状況 ・評価制度や賃金体系 |
|---|---|
| 【正当性】 | ・現状賃金・役割 / 実際のスキル・期待値 差分分析 |
| 【競争力】 | ・差別化要素としてのスキル/キーマン ・スキル/キーマン能力の承継状況 |
| 【制約条件・ボトルネック】 | ・売上拡大や収益増加を行う上での制約条件/ボトルネック把握 |
| 【エンゲージ調査】 | ・企業と従業員のエンゲージ状況(モチベーション/評価の正当性) |
②組織・人事戦略
| 【戦略】 | ・欲しい人材像 ・評価の方向性(実力主義など) ・将来の組織図(必要スキル) |
|---|---|
| 【評価制度】 | ・等級制定 ・職種別等級別人事考課 ・目標管理導入 |
| 【賃金テーブル】 | ・理論賃金体系 ・現状等級への適用シミュレーション |
③経営層以下の幹部納得度
- ①~②についての説明と調整
- 賃金体系・評価制度の修正
④実行支援(ハンズオン支援)
- 導入スケジュール管理
- 評価フローシステム管理の導入支援(クラウドなど比較検討)
- 導入後の機能状況把握と修正
※代表のリソースの問題から、対応可能企業数に限りがあります。
Q&A
Q1:参加させる対象の考え方をアドバイスもらえますでしょうか?
A1:人事組織において弊社で最も多いご相談が、「評価制度構築」「等級制度+賃金体系整備」になります。人事組織を総務部へ丸投げする経営者もたまに散見されますが、全部門、全従業員に大きく影響する仕組みであるため、基本的に経営層の参加はマストになります。加えて次世代幹部層、等級や評価されるべき評価項目、指標の協議のためにも各部門長クラスの参加も途中から必要となると考えております。大きな経営方針策定フェーズで経営層+幹部層、詳細設計やシミュレーションでは各部門所属長の参加というイメージとなります。
Q2:プログラム完了後のハンズオン支援は可能でしょうか?
A2:基本的にプログラムが完了すれば一定レベルの管理の仕組みは構築されます。そのため「考え方」「仕組み」を整理できたはずですので、以降自走できるのが最適と考えております。しかしながら、こうした構築を「したことがない」企業が圧倒的に多く、そのため「仕組み」策定後の運営においてPDCAを回すできない可能性があると承知しております。特に「評価制度」などの構築は、実態に合わせ徐々に改造を施していく必要があるため、その後の伴走支援が必要なケースでは、顧問契約により「財務管理」「営業」「組織・人事」などと平行して「価格戦略」の見直しに参加、アドバイスするケースが多いので、プログラム終了後の活用方法としてご検討ください。