メインコンテンツへスキップ

ソリューション

原価計算と管理会計

原価計算の重要性

値上交渉が可能になりつつある昨今ですが、取引先の資材担当も根拠のない値上げは受託が難しい状況です。また、人口減による「人手不足≒供給制約」「需要減」というフェーズにおいては、よりシビアに「儲かる商品」「儲からない商品」を見極める必要があります。
弊社では、単なる「原価計算」だけでなく、「変動損益と制約条件」を考慮した「収益性」分析を場面に応じて使い分けることで、「値上げ根拠」のみならず「経営判断に資する分析」ができる人材を育成します。

サービス概要

目的
  • 原価計算の基礎と活用法の理解
  • 限界利益と賃率をベースにした意思決定力の向上
  • 資源配分や受注判断、価格交渉力の強化
対象
  • 中堅~管理職の製造・営業・経営企画担当者

研修スケジュール

【第1回】原価計算の基本と目的
  • 原価計算の種類(全部原価・直接原価などの概要)
  • 全部原価計算の構成(材料費・労務費・経費・製造間接費)
  • 「積み上げ原価計算」の実務的意義
  • 原価計算の主な用途
【第2回】変動損益計算と限界利益の概念
  • 固定費と変動費の違い
  • 変動損益計算書の作り方(実例ベース)
  • 限界利益の定義とその活用
  • 限界利益を使った意思決定(営業利益ではなく貢献利益に着目)
  • 稼働率が低い時の原価割れ受注は是か非か?
【第3回】賃率の考え方と活用(人員・機械)
  • 賃率の定義:限界利益 ÷ 投入工数(時間)
  • 工数以外の投入制約(例:機械稼働時間)での応用
  • 限界利益率と賃率の使い分け(効率性 vs 粗利率)
  • 制約条件(人・機械)に応じた商品・顧客選別の基準
【第4回】活用シーン別の判断基準と意思決定
  • 活用シーン別判断基準まとめ:
    価格交渉 ⇒ 全部原価
    生産能力限界時 ⇒ 全部原価+賃率
    稼働率向上狙い ⇒ 限界利益確保を優先
    新規事業・投資判断 ⇒ 全部原価ベースの損益分岐分析
  • 受注判断シナリオワーク
    「限界利益確保型 vs 原価割れ受注」意思決定
【第5回】総合演習・シミュレーションワーク
  • ケースシナリオ(例):
    複数の取引先と商品ラインにおける選別判断
    稼働率が70%の状態からフル稼働を目指す受注戦略
  • 総合演習:
    各商品・顧客別の限界利益・賃率分析
    受注優先順位付け
    改善アクションの立案
  • 発表・フィードバック

Q&A

Q1:参加させる対象の考え方をアドバイスもらえますでしょうか?

A1:参加される範囲の限定はありませんが、経営・幹部層はもとより、製造部門、経理部門の部門長クラスまでは対象として検討いただければと考えております。見積積算を営業がされるようなケースでは、営業部門も検討いただければと考えている講座です。

Q2:定員何名で実施していますか? 最小参加人数などありますか?

A2:複数の企業が参加できる公開講座はおよそ定員20名超程度までで運営しております。多人数になりますと、理解の進捗のバラツキが多くなり、講師からのアドバイスも限定的となるためです。企業様単体での受講については、参加人数の制約はありませんが人数が少数でも一定の費用がかかりますので、やはり10名以上はご参加いただくのがコストパフォーマンスが良いと考えております。

ページの上へ